ELECTRICITY PLAN
自宅充電の安さは、
電気料金プランで決まる。
自宅でEVを充電するときの実質単価は、充電器の種類よりも契約している電気料金プランで大きく変わります。 標準の従量電灯のままでは深夜に充電しても割引がありません。夜間が安いプランへ切り替え、充電を深夜に寄せるだけで 実質単価を下げられます。プランの読み方を中立に整理します。
プラン選びの要点(3行で)
自宅充電の費用は、充電器そのものよりも、どの単価の時間帯に充電するかで大きく変わります。 まずは契約プランと充電時間をセットで見直すと、下げられる余地が見えやすくなります。
- ・自宅充電の実質単価は「契約プランの単価 × 充電する時間帯」で決まる。
- ・夜間が安いプランにして、充電をタイマーで深夜に寄せるのが王道。
- ・太陽光があるなら昼の自家消費が最安。卒FIT後はEVに回すほどおトク。
つまり、標準プランのまま充電量を増やす前に、夜間単価や太陽光の使い方まで含めて実質単価を比べるのが先です。
充電1kWhあたりの実質単価の目安
従量電灯(標準・昼夜一律)
深夜に充電しても割引がない。EVを足すと一気に高くつきやすい
約31円/kWh
夜間/EV向けプランの夜間単価
深夜に充電を寄せれば自宅充電の実質単価が大きく下がる
おおむね20円台/kWh 目安
太陽光の自家消費
昼に発電→その場でEVへ。最も安い。卒FIT後は特に効く
約12円/kWh
公共急速(参考)
外出先の急速。自宅の主力充電とは桁が違う
110円/kWh〜
夜間単価はプラン・地域・時期で変わります。上は傾向をつかむための目安で、契約前に各社の最新単価をご確認ください。
なぜプランを変えるだけで効くのか
EVは1回の充電量が大きいため、単価差がそのまま効きます。昼夜一律の従量電灯(約31円/kWh)から 夜間が安いプランに切り替え、充電を深夜に寄せると、 1kWhあたり約6円前後下がる計算です(夜間単価を約25円と仮置きした概算)。 年間の充電量が多い人ほど差額は積み上がります。実際にいくら変わるかは、車種と走行距離で試算するのが確実です。
→ あなたの車種・走行距離で「自宅充電の年間コスト」を計算するプランを比べるときの3つの落とし穴
夜間単価だけを見ると安く見えても、昼間単価や基本料金を含めると総額が変わることがあります。 EVの充電量が増えるほど差額が積み上がるため、同じ条件で比べることが重要です。
- ① 昼間単価とのトレードオフ:夜間が安いプランは昼間が割高な場合が多い。在宅で日中の電気使用が多い家庭は総額で判断。
- ② 基本料金・最低料金:単価だけでなく契約容量(A/kVA)による基本料金も込みで比較。EV追加で容量増が要る場合も。
- ③ 燃料費調整・再エネ賦課金:表示単価に加算される変動分。プラン横断で同条件に揃えて比べる。
そのため、単価表の一部だけで決めず、昼夜の使い方・契約容量・加算分をそろえてから切り替えを判断してください。
さらに下げるなら「太陽光 × EV」
夜間プランの先にあるのが、昼につくった電気でそのまま充電する太陽光の自家消費(約12円/kWh)。 V2Hを併せれば昼の余剰を夜のクルマと家に回せます。